採用情報 recruit
キャリアステップ対談 TALK
人物&キャリア紹介
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新人社員
2024年3月入社の新入社員。
20代半ばで転職し、鉄筋工は始めて。将来は自分の家を買うのが目標。 -
作業員
2021年10月入社の30代前半先輩社員。現場では「自分はまだまだ」と感じている。
早く一人前の職人になりたい。 -
サブリーダー
2017年1月入社の30代前半キャリア7年の中堅社員。
サブリーダーとして、現場では職長(親方)の補佐をする。 -
職長
1996年3月入社。キャリア30年近くの50代ベテラン職長。
前職も同業で、職人としてこの道一筋を貫いている。
STEP01
新人あるある
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自分、特に何か出来るわけではありませんが、職人になれたらいいかなと思っています。
前職は市場の魚屋で働いてました。よろしくお願いします! -
よろしく!オレもまだ3年目だよ。一緒に頑張ろうな。ここは髪型とかアクセサリーとか自由だから、イカつく見える先輩もいるけどみんな優しいヤツばかりだから。ところで今日も朝早かったけど大丈夫か?
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5時起きでしたけど、魚屋やってたから全然楽勝っす。それにあっちはもっとイカついオヤジとかいましたし。見た目で判断できないことは良ーく知ってます。
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偉いな。最初はみんな生活のリズムを作るのに苦労するんだよ。
朝ボヤボヤして仕事が終わる頃にギンギンとかな。で、基本、うちは残業無いからギンギンのままプライベート行っちゃう。 -
いいっすね!アフターファイブ。自分、家も近いしすぐに帰ってゲームできちゃいますね。
仲間と飲みに行くのもいいなぁ。 -
俺は子どもがまだ小さいから、早く帰って子守だな。でもな、身体を使う仕事だから、最初のうちは筋肉痛とか結構くるよ。オレも元々体力系の仕事やっていたけど、使う筋肉が違うのか結構きた。ま、慣れれば平気だけど、一応覚悟しといて(笑)。

STEP02
作業員×チームワーク
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いやー、ようやく筋肉痛とれてきました。仕事で筋トレできるって、ある意味サイコーっすね。
簡単にマッチョになれそうっす。 -
お、だいぶ現場に慣れてきた感じだね。
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でもまだ道具の名前とかさっぱりわかんないっす。
「あれ取ってこい」とか言われても、結構わからないのが多かったりして。
どこに置いてあるのかも、ちょっとよくわからないっす。 -
そういう時は聞くしかないね。一個一個覚えていくしかない。近くの職人に聞けば教えてくれるよ。 ま、現場をたくさん経験するのが一番だ。どうだ、次はもっと大きな現場に行ってみるか?

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ただいま戻りました。新しい現場、行ってきました! ほんと、現場ってそれぞれ全然違うんすね。勝手がわかんなくて全然でした。 先輩が作業する鉄筋を支えるくらいしかできなかったっす!
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それも現場では大事な仕事だ。うちは「全員大事」がモットーだから。現場に要らない人間など一人もいないんだよ。充分、役に立ったと思うよ。細かいところはおいおい覚えていけばいいさ。いまは経験を積み重ねることだね。
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ところでこの前、専務から資格を取るよう勧められたんですけど、どうすればいいんですかね。
自分なんかが受けてもいいんすか? -
そうだな、足場の組み立てやフルハーネス、玉がけの資格は、鉄筋工のいわゆる三種の神器だから、現場に入る以上は取ったほうがいいな。その次は二級技能士の資格かな。
でも技能士は2年間の実務経験が必要だからまだ先だね。 -
よーし。じゃあとりあえず、三種の神器から挑戦してみます。
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おし、頑張れ! うちでは現場の人間は全員取得しているから、聞けば取得のコツとか教えてくれるはずだよ。資格取得の費用は全部会社が負担してくれるから、心配しないでやってみろ!
STEP03
サブリーダーの務め
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あの新人なかなか頑張ってるな。
物怖じしないで何でも聞いてくるし、調子に乗ってキャパオーバーになるような
無理な働き方もしていない。 -
さすが、サブリーダーともなるとチェックしてますね。自分はいま現場が違うからあまり見られていないんですけど、真面目だなという感じはすごいしますね。
あいつ、手が空いたらちゃんと次の作業聞いてきます? -
うん。そこは大丈夫。あの現場、実はいま、納期がちょっと厳しめでさ。
会社からもせっつかれたりしてるんだけど、現場が動いてくれないと俺的にもしょうがないから。
新人君も貴重な戦力だよ。 -
最初のうちはとにかくわからなかったら聞きに行くことが大事だよって言っておいたんですよ。
そうすれば職長もサブリーダーも様子がわかるし、次の仕事も振りやすいからって。俺ら現場の作業員も、何していいかわからずにボーッと突っ立てられるとちょっと気持ち良くないし(笑)。 -
それはそうだよな。
ところでお前ももう3年目だっけ?そろそろ鉄筋工の感じ、掴めてきた? -
現場はさすがに慣れましたけど、この仕事って細かいルールが多いじゃないですか。こんな建物の場合はこの部分の鉄筋は最低何本重ねるとか。仕様書を細かく見れば書いてあったりもするんですけど、自分で把握できていればもっとスムーズにできる。
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なかなか厄介だよな。それでもみんな力を合わせて、スケジュール感的にはきちんと合わせてくれるから助かってるよ。俺も一応、この戦力、この環境、この現場だったらこんな感じかなと考えてはいるけど、人間がする仕事だからな。みんなの働きがあってこそだよ。

STEP04
職長が見てる現場の風景
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お、いいこと言ってるな。お前もサブリーダーが板についてきたみたいだな。俺がいないときは代わりに現場を見てくれるし、図面を見て職人たちに指示を出すこともできる。いつ職長になっても大丈夫だ。そろそろ登録基幹技能者の認定試験を受けてみろよ。技能士1級の資格はあるし、現場経験10年以上の要件もクリアしてるだろ?鉄筋工として頂点の資格だ。挑戦してみろよ。
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いやー、もう実は会社からテキスト借りて勉強始めてます。こんなに勉強するのいつ以来だろう(笑)。職長はあの資格、持っているんですよね。毎回図面見て、現場を見て、会社と職人の手配を調整して。 職人ができない仕事は全部職長自らやってしまうし、やっぱすげーですね。
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いつの間にかだよ。くどいようだけど、丁寧な仕事を積み重ねることが大事。それとな、現場では職人を遊ばせないことだ。みんな仕事をやりに来ているんだし、キチンと作業を振り分けてあげないと。
モチベーションはもちろん、こっちにも納期があるしな。 -
気を利かせて自分から仕事を見つけるくらいになれば、職人としても一人前ですけどね。
まあほんと、一度で憶えるのは難しいので、こっちもコツコツ教えていくことが大事ですよね。 -
本当にそう。逆にいえば現場を経験していけば、必ず力は付くっていうことだよ。そして職長は彼らを束ねなくてはいけない。現場では会社の顔だし、社長の代理人だ。何かあったら責任は全部オレが負う。その分、会社からは手当という形で報いてもらっているけどな。
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見ていてやりがいはすごくありますよね。自分もゆくゆくは会社から大きな現場を任せられるようになりたいです。自分的にはそこまで行って、やっと一人前の職人です。
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そうだな。若いもんに負けないよう頑張ろうぜ!

鉄筋工に限らず、どの職場でも最初は慣れないことばかりです。戸惑うこともあるでしょう。
けれど周囲の先輩たちはみなさんの 成長 を見守り、きっと支えてくれます。 覚えようとする気持ちがあれば、技術や知識 も必ず身についてきます。 そこから経験を重ねれば 仕事の楽しさや意味 もわかり、さらに面白くなっていくでしょう。
将来的に全体を見る立場になれば、責任は増しますが、それ以上にやりがいや達成感 も大きくなります。 職人として 一歩一歩の積み重ね が大切です。